

誰もが知るおとぎ話「シンデレラ」をモチーフとしながら、母と娘の美に対する底なしの執念を描き。世界各国の映画祭をえぐり倒した北欧発の美醜と狂気の地獄絵巻。美への執念が乱舞する、世にも残酷な舞踏会へようこそ!
ハリウッド女優のニッキーは、未完に終わったポーランド映画『47』のリメイク作『暗い明日の空の上で』に出演することになる。やがて共演者のデヴォンと劇中の設定そのままに現実でも不倫関係に陥り、映画の物語と自身の人生が交錯しはじめる。現実と虚構の境界は次第に失われ、ニッキーの精神は崩壊へと追い込まれていく――。
レオス・カラックスが初めて自ら編集しためまいのようなコラージュ。「鏡を使わず、後ろ姿で描かれた」自画像。子供の始めての嘘 (フィクション) のような「僕じゃない」という言い訳――。イメージと音の奔流、間断なく入る文字・声・音楽。次々と引用される映画・写真・動画。カラックスの記憶と思考の中に呑み込まれる、魔法のような42分。